19年の春に購入して以降、釣柴の撃ちモノ主体でおかっぱりゲームを組み立てる際に欠かすことが出来なくなったスタリオンRSリミテッド。
1年間使い込んだのでインプレしていきたいと思います。
スペック
全長 2.06m(6.9レングス)
継数 1本
自重 125g
パワー MH(ミディアムヘビー)
ルアーウェイト 8.8g〜28g(5/16oz〜1oz)
ラインウェイト 10〜20lb
MADE IN JAPAN
高すぎるっ!
でも買ってるやん。
購入動機
Mクラスのロッドでは撃ちモノで4/0・5/0のオフセットフックや太軸フックのラバージグを掛けにいくにはどうしてもパワー不足になる。
Hクラスだと撃ちモノは満点、でもおかっぱりである以上、3/8ozの巻物ルアーを時として投げたい時もあるが使い難くなる。
撃ちモノは満点、巻物は及第点以上で使えるMHバーサタイルロッドが欲しい。
それがこれ!!
エバーグリーンのカレイド・インスピラーレ・スタリオンRSリミテッド!!
名前長っ!
外観インプレ
ブランクス
ブランクスは最新鋭のトレカ®T1100Gが使用されています。
メーカーHPにはこの高弾性「トレカ®T1100G 」がスタリオンRSには70%使用されていると記載されています。残り30%は中弾性。
この配合はローテーパー・バーサタイルモデルの黄金比率らしい。
※因みにグランドコブラは「トレカ®T1100G」が100%
なんかすごいのだけは分かった…
外観ではトレカの「ト」の字も表記されていません。
…なのでぱっと見、トレカ®T1100Gが使用されているのか分かりません。
マットブラックのブランクス。コーティングなし!
バットとかに4軸補強なども一切ありません。
バットはMHにしては細く、大丈夫か?と購入前は思いましたが、スタリオンRSのブランクスは細身のローテーパー設計でカーボンシートを厚く巻き込む事でトルクと粘りを出しているそう。
実際、触ってみると非常にシャープでトルク感もあり、貧弱な感じは全然しません。
ガイド
ガイドは全部で11個。
オールチタンフレームトルザイトリングガイド。
バット側から3個までがダブルフットでその上はシングルフット。
リールシート
リールシートはFuji ECSリールシート。
このリールシートは釣柴の手にはちょっと太め。
シマノのバスロッドをメインで使っている方はちょっと違和感を感じるかもしれません。
使ってたらすぐに慣れますがw
RSシリーズにはリールシートに今江克隆プロのサインが印字されています。
GTシリーズは無し。(コストカットらしい)
グリップ周り
センターグリップはAAAシャンパンコルク。要はコルクw
釣柴はコルク派
エンドグリップはEVA素材
シマノでいうエクスプライドみたいな感じ。
エンドグリップもコルクが良かった(コストカット?)
実釣使用インプレ
キャスティング
レギュラーテーパーやレギュラーファーストテーパーに比べると気持ち良さは落ちます。
そもそも撃ちモノがメインのロッドなので。
テーパーがファーストテーパーなんだけど、ファーストよりのレギュラーファーストかな。
他のファーストテーパー系ロッドとは違い、それに比べたら投げやすい気がします。
これがトレカ®T1100G(33tカーボン)の凄さなのか!?
7g以上のシンカーにワームであれば、サイドキャスト・オーバーヘッドキャスト共に問題なし。
巻物であれば、1/2oz以上が気持ちいい。
でも3/8ozでも全然いけます。
ルアーの重さに合わせ、ファーストからレギュラーファーストに変わる可変テーパーといった感じで巻物も高次元に対応してくれます。
ただし、3/8ozクラス以下のクランクベイトはしんどいですが…。
投げるなら1/2ozは欲しいですね。
シングルフック系の掛ける巻物、スイムベイト(オフセットフック使用)、チャターベイト、スピナーベイトには最適!
クローラーベイト、バズベイト、中型ビックベイトにも。
釣柴はおかっぱりだと基本、クランクベイト以外はこれで全部投げちゃいます。
ピッチング・フリッピング
1/4oz・3/8oz・1/2ozの撃ちモノには最高ですね。
ラバージグ・テキサスリグ・ジカリグ・フリリグなどなど。
別にそれ以上の重さでもイケますよ。
ブルフラットの4.8インチに3.5gシンカーとかも気持ちよく使えます。
ただ撃ちモノでキンキンの高弾性ロッドが好みの方には合わないと思います。
どうしても重さに合わせてティップが入りますし、撃ちにくさを感じるかもしれませんね。
そういった方はHクラスの撃ちモノ専用ロッドでやりましょうw
でも慣れれば使いやすいですよ~。
感度
感度はいいです。
底でルアーを動かしていて、何をしているかが良く分かります。
キンキンした感じはないですが、必要十分ですね。
魚とのファイト時
ワールドシャウラはティップとベリーが魚をいなして、バットパワーで魚をオートマティックに浮かせてくるのに対し、スタリオンRSはベリーから一気にトルクが発生し、ブランクス全体で魚を強引に浮かせてくるといった感じです。
高弾性なのにある程度曲がる。
40トンカーボンなら破断するかも~ってところでも折れずに曲って粘る!
これがトレカ®T1100Gの凄さなのかな?
パワーはカーボンロッドというよりグラスに近い感じがします。
グラスのトルクが加わったカーボンロッドと言えば伝わりやすいでしょうか?
総評
値段が値段なだけに試しに買って使ってみようとは思えないぶっ飛び価格w
最新のトレカ®T1100Gをメインブランクスに使用し、今江克隆プロがコスト度外視でトルザイトリング等、全てを盛り込んだトーナメントロッド。
良いのは間違いないです。
もう一つ安いGTシリーズもラインナップされていますが、スタリオンのGT版はブランクスはRSと同じものを使用しているものの、撃ちモノ用ではなく巻物用にガイドがセッティングされています。
オールダブルフットガイドでガイドの重みでティップが曲がるように設計されています。
MHのバーサタイルロッドで巻物がメインなのであれば、スタリオンGTを検討するのもありですね。
撃ちモノがメインであればRSの方を。
巻物はワールドシャウラがあるので釣柴は撃ちのRSを選択しました。
ほぼ、衝動買い!!
ボート・おかっぱり問わず、取り回しの良い6.9レングス。
1本あると使い回しも良くとても便利です。
ロッド選びは本当に難しいですね…。
このインプレが皆さんの参考になれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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