今更ながらスティーズSV TW インプレしてみた②

つりっこくらし
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前回のスティーズSV TWインプレ①からの続きです。

まだ読まれていない方は先にこちらからどうぞ~

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ブレーキシステム

マグネットブレーキ

ダイワさんとシマノさんとの違いはここ!ブレーキシステム!

シマノさんが遠心ブレーキシステムを採用している(一部の機種を除く)のに対し、ダイワさんはマグネットブレーキシステムを採用しています。

遠心ブレーキの特徴はスプールの立ち上がり時にブレーキがMAXで掛かり、回転数が落ちるにつれブレーキが徐々に弱くなります。

つまりスプールが回転していなければ、ブレーキ力は0の状態です

キャストフィールで表現するとシマノさんのリールはキャスト後半でもルアーが失速せず、突き抜けるような飛び感。

シマノさんのリールは投げて気持ちいいとよく言われるのはこの辺のフィーリングかと思います。

対してマグネットブレーキはスプールの回転の有無に関わらず、常時一定のブレーキがスプールに掛かり続けます。

その為、キャスト後半にスプール回転数が落ちてもブレーキ力は一定の為、失速感があります。

特にマグネットブレーキを強めに設定した場合、ルアーが撃墜されたように落下しますw

投げてて気持ち良くはない。

じゃあシマノさんのブレーキがいいじゃんとなる訳ですが、そこはダイワさん!考えられてます!

その秘密がスプールに付いてるこれ


このオレンジのパーツ

インダクトローターと呼ばれるスプールに付いているパーツです。

これがフルキャスト時に遠心力でサイドプレートのマグネットブレーキ側にスライドし、ブレーキをMAXで掛けます。


そしてこのインダクトローターにはスプール側に戻す為のバネが取り付けられていて、そのバネの戻す力でブレーキの効きが調整されています。

スティーズ SV TWに使われているSVスプールはバックラッシュのしにくさが売りなので、マグフォースZのスプールと比べて、戻す力が弱いバネが使用されています。

その為、ブレーキが効き気味となりますが、最終的にはバネの力でスプール側に戻されます。

これにより固定式のマグネットブレーキ遠心ブレーキのようなフィーリングが加わることになります。


凄いぞ、ダイワ!


ただしインダクトローターが出ていない時はブレーキ0なのかと言われればそうではなく、インダクトローター自体は基本はマグネットブレーキ側に完全ではないけれども、入り込んでいる状態なので常時一定のブレーキ力が掛かっています。


そしてマグネットブレーキの強さは外部のダイヤルで20段階変更出来ます。


因みにサイドプレートはワンタッチで外せます。

ダイワのベイトリールはサイドプレートがネジ止めのモノが結構あります。

実釣編

キャスティング

使用したロッドはワールドシャウラ1652R-2とポイズンアドレナ166M。

スプールに巻くラインはフロロカーボンの12lbを80mと14lbの80m。

投げ感はシマノの気持ち良さには及びませんが、上々でよく飛びます。

マグネットブレーキはあんまり飛ばないイメージでしたが、すぐに払拭されました。

飛距離の差も16メタニウムMGLと投げ比べて、少し落ちますが誤差程度だと思います。

実釣で気になる程ではないです。

ルアーの実用範囲は16メタニウムMGLよりも上限・下限とも広いと思います。

16メタニウムMGLだと1/4ozとかは投げづらく、親指への集中力が必要ですが、スティーズSV TWはそんな事気にせず、簡単に投げれちゃいます。

3.5gのスモラバもブレーキダイヤルを強めれば投げれます!
※キャスティングしてもピッチング程度の飛距離しか飛びませんが・・・

そして評判通りバックラッシュはほとんどしません。
これ重要!!
※キャストミスさえしなければネw

向かい風でもへっちゃらです!

凄い、凄いぞダイワ!!

シマノリールだとこうはいかないです。

メタニウムなら強い向かい風に向かって絶対投げたくないw

なんなら風が強い日は釣りにならないことも多く、釣りに行く気がしない。

もちろん釣柴のサミング技術が未熟なのもありますが。

そんな未熟者でもスティーズ SV TWを使えば簡単に投げれちゃいます。

おかっぱりで風の当たるウィンディサイドから十分に投げれないのはもったいない!

ここ1番のポイントに投げ込んでバックラッシュ!!させた経験ありませんか?

スティーズ SV TWなら激減しますよ。

ダイワを使ってる方からしたら普通なのかもしれませんが、シマノリールしか使ったことがない釣柴には衝撃的でした。

もうベイトリールはスティーズ SV TW(ダイワ製)でいい。

ってなりましたw

フリッピング・ピッチング

撃ちモノに関してはシマノリールの方が低弾道で入れやすいです。

スティーズ SV TWだと少し浮き気味になります。

ただしこれは釣柴がマグネットブレーキに慣れていないだけかな〜と思います。

ダイワのリールを使い慣れてる方だと気になるところではないのでしょうけど…

投げ方を変えればある程度許容出来る範囲かと。

ロッドの振り抜く初速をシマノリールと比べ、遅めにするといい感じになるんじゃないかなぁと思います。

※あくまで個人の感想です。釣柴の癖の問題かもしれません。

ブレーキダイヤルを下げるか、軽量シャロースプールにして糸巻き量減らせばシマノリールに近いフィーリングになると思います。

XH(エクストラハイギア)の標準仕様スプールが浅溝の1012G1 SVスプールにしているのは、撃ちモノで使う事を想定して、立ち上がりの良いこのスプールの設定にしているのかな?

兎にも角にも、今では普通に使えてますw

使い込めば慣れますねww

ブレーキセッティング

基本、Mクラスのロッドで扱う1/4〜1/2oz位のルアーであれば外部のブレーキダイヤルは4〜6で事足りると思います。

もっとブレーキダイヤルを上げれてやればノーサミングキャストも可能ですが、飛距離は落ちますよ。

当たり前ですがw

向かい風だと6以上も使います。

それでも8までかな~。

ブレーキ力は強力なので、ブレーキダイヤルだけで2ozは余裕で対応出来ると思います。

なのでメカニカルブレーキはほんと、触る必要ないです。

最初にセッティングしたら釣り場で二度と触る事がないです。

シマノだとルアーを交換する度に触ってましたが・・・

合うロッドは?

スティーズSV TWの自重は160gと軽い為、ロッドによってはバランスが悪くなります。

もちろんロッドとのバランスは個人差があるとは思いますが。

釣柴的にはロッドの自重が110gのポイズンアドレナ166Mとはベストマッチです。

軽快に右へ左へキャスト出来ます。

マシンガンキャストって感じでww

対して自重が125gのワールドシャウラ1652R-2だともう少しリールに重さが欲しい感じになります。

手元に微妙に重心がこないというかなんというか・・・。

キャスト時にリールを支点にスナップさせづらい??

表現が難しいです。。。

個人的には重めのロッドには合わない気がしますね。

※撃ちモノを除く(撃ちモノには軽いリールがいい)

スティーズSV TWにはアンダー115g以下の軽いロッドが合うと思います。

まあ釣柴はワールドシャウラ1652-R2に合わせて使いますけどね。

余裕があれば自重190gのスティーズA TWにSVスプールを入れ替えて使用したいんですけどねw

※スティーズSV TWとスティーズA TW、ジリオンSV TWのスプールは互換性があります。

総評

このリールは予算が許すなら絶対買いです!

サミング技術はシマノリールの遠心ブレーキを使う方が上達するとは思いますが、バックラッシュはやはりストレスですよね・・・。

バックラッシュに悩まされたくない方、サミングに意識を取られたくない方、釣りに集中したい方はスティーズSV TWを迷わず選ぶべき!

というよりダイワのベイトリールの中から選択するべきですね。

感性に響くシマノのベイトリールか?

実釣性能に特化したダイワのベイトリールか?

スティーズSV TWの価格が高いと思われる方は、ジリオンSV TW、タトゥーラSV TWなんかが安くて高性能でオススメです。

まずはこちらから試してみるのもアリですね。


釣柴は現在はスティーズSV TWをスタリオンRS リミテッドに組み合わせて使っています。

なのでH(ハイギア)6.3:1が欲しいと思っています。



近日中に買うかもw

最後までお読み頂きありがとうございます。

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